新築一戸建てを購入する前に「ハザードマップ」を確認しよう!

公開日:2022/12/01

新築一戸建てを購入する前に「ハザードマップ」を確認しよう!新築一戸建てを購入するとき、家の広さ、間取り、設備などのほか、周辺施設などの立地も考えて購入をするでしょう。しかし、そこでもう一つ確認してほしいのが「ハザードマップ」です。せっかく購入した新築一戸建てで、家族がいつまでも元気で安心して暮らせるよう、ここではハザードマップについて解説します。

ハザードマップとは?

ハザードマップとは、自然災以外による被災想定区域や、避難場所、避難経路などの防災関係施設の位置を表示した地図のことを指します。どの地域が、どのくらいの被害に遭い、どんな避難経路でどこに避難すればよいのかが示されている、命を守るための地図です。

日本は災害の多い国でもあり、地震はもちろん、台風や豪雨による被害も年々増えてきています。そのため家を建てるときは、その土地が自然災害に見舞われたとき、どのくらいの被害を受けるのかきちんと確認することが大切です。

ハザードマップは、自治体で地域ごとに配布されているもののほか、国土交通省のポータルサイトでも閲覧できます。国土交通省のポータルサイトで閲覧できるのは、地図や航空写真と災害リスクを重ねられる「重ねるハザードマップ」と、住んでいる地域のハザードマップ「わがまちハザードマップ」の2種類があります。

ハザードマップで何を確認すべきか

ハザードマップでは、実際に何を確認するべきなのでしょうか?ハザードマップでは、主に4つの情報を確認できます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

洪水について

洪水について確認できるハザードマップでは、洪水による浸水リスクが色分けされて表示されています。洪水についてのハザードマップは、計画規模と想定最大規模の2種類の地図があります。計画規模のハザードマップでは一般的な雨量のデータをもとに浸水リスクが表示されています。

一方想定最大規模のハザードマップでは、地域全体で想定できる最大の雨量を考慮した浸水リスクが確認可能です。

土砂災害について

土砂災害についてのハザードマップでは、土石流、急傾斜地の崩壊、地滑り、雪崩の被害を想定し、リスクを色分けして表示されています。

津波について

津波についてのハザードマップでは、津波が発生したときに予想される浸水の深さを色分けして表示されています。

道路防災情報

道路防災情報では、自然災害によって起きた落石や土砂崩れなどの影響を受け、通行規制がかかる区域や、大雨や台風の影響で道路が冠水し、通行が困難になる可能性の高い区域を表示しています。

ハザードマップを確認して安全な住まいを手に入れよう

これから先長い期間住むことになる新築一戸建てを購入するなら、ハザードマップの確認は必須です。では実際に新築一戸建てを購入するときに、ハザードマップをどのように活用すればよいのでしょうか?

家を購入する場所の災害リスクを把握する

新築一戸建ての購入を検討している土地があれば、まずはハザードマップで災害リスクを確認しましょう。洪水、土砂災害、津波でどのくらいの被害を受ける可能性があるかを把握しておいてください。また自宅だけでなく、よく買い物に行くエリアや、通勤通学エリアなど、生活行動範囲内の災害リスクを知ることも大切です。

指定緊急避難場所を把握する

次に、指定緊急避難場所の位置を確認してください。そして避難場所に合わせた避難ルートも把握しておくと安心です。このとき、災害の種類によって最適な避難ルートが異なる場合があります。洪水、土砂災害、津波の災害ごとの避難ルートを確認しましょう。また、避難場所や避難ルートについては、家族で共有しておくことも大切です。

通行規制の可能性がある場所を把握する

通行規制の可能性がある場所がないかを把握し、避難ルートとぶつかるところはないか確認しましょう。避難ルートが通行規制によって通れない場合、別のルートを考える必要があります。

もしもの備えをしっかりしておく

ハザードマップで災害のリスクや避難経路を確認したら、万が一災害が起きたときのために備えをしっかりしておきましょう。災害の被害を免れて自宅が無事だったとしても、水道やガス、電気が使えないという事態に見舞われるかもしれません。そんなときのために、非常用の水や食料を準備しておくと安心です。

自治体の対策準備もチェック

新築一戸建てを購入する予定の地域の自治体が、自然災害に対してどのような対策準備を行っているのかチェックするのも大切です。自然災害の対策に関する市町村の負担はとても大きいものです。

そのため自治体によって差があります。自分が暮らす地域の自治体が、どれくらい自然災害に備えているかを知っておくだけでも、自然災害への心構えがしやすくなるでしょう。

まとめ

新築一戸建てを購入するときのハザードマップの重要性についてご紹介しました。自然災害が増えてきたことで、ハザードマップを意識する人は増えています。しかし、それでもハザードマップを確認したことがないという人も多いのが現状です。新築一戸建ての購入を検討している方は住む予定の区域のハザードマップを確認し、万が一災害が起きてしまったときのリスクや、命を守るための行動を確認しておいてください。ハザードマップを上手に活用して、家族で安心して暮らせる新築一戸建ての購入をしましょう。

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