忙しい共働き世帯にこそ注目してほしい!新築一戸建ての家事動線ポイント
共働き夫婦で家事を協力しながら生活を送りたいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。家事動線で大切なことは、時短と自立心です。限られた時間を有効に活用して、子どもの自立心を促すことが求められています。そのためにも、夫婦で間取りやインテリアを決める前に話し合っておきましょう。
家事動線で大切なのは「時短」と「自立心」?
実際に家事する人が時間を効率的に使用できるようにすることに加え、子どもの自立心を促すことも大切です。
時短できること
家事動線を短くすることと、次の家事に移行しやすくすることがポイントです。たとえば、キッチンで調理した後に料理をテーブルに並べるときに、キッチンとテーブルが隣接していると楽です。ところが、リビングを通過しないとテーブルに辿り着かない場合は面倒に感じます。
自立心を促すこと
子どもが成長して社会人になるときは、ある程度の身の回りのことは自分でできるようになってもらいたいものです。
そこでおすすめなのが、ファミリークローゼットです。家族でクローゼットを共有することで、生活に必要な荷物や洋服を自分で準備できるようになります。保護者が洋服を準備していると、靴下や下着がなくて子どもが慌てることがありますが、自分で乾いた洗濯物をファミリークローゼットに保管しているのでそのようなことはありません。自立するためのよい機会になります。
どんな家事動線が望ましいか
生活するときに、こうであってほしいと感じていることがあるでしょう。それを形にできるようにするのがポイントです。家事は毎日のことなので、ストレスが蓄積しないようにしてください。
脱衣室と洗濯室は浴室と隣接させる
身に付けている衣類を脱いで洗濯機に投入し、洗濯して洗濯物を干します。この流れをスムーズにさせることがポイントです。浴室の隣は独立洗面台ではなく、浴室の隣に洗濯機を設けることで時短につながります。洗濯物は1人分ではなく家族全員分となると大変な家事になります。少しでも楽できるようにしましょう。
ランドリールームという選択肢がある
サーキュレーターなどを活用して部屋に洗濯物を干すようにします。賃貸マンションの室内にも設けられている場合がありますが、梅雨時期だけではなく黄砂や花粉などが飛来している時期にも便利です。室内に洗濯物を干しているので、そのまま洗濯物を取り込めます。
パントリーは必要性を検討する
コの字型や一字型などの形状があるパントリーですが、必要性があれば導入しましょう。1~2畳分のスペースが必要であることに加え、背面収納や床下収納を使用すると、パントリーが不要になることも考えられるからです。また、およそ15万円の費用がかかるので費用対効果を考えることは重要です。
背面収納を活用する
できる限りコストを抑えることも大切です。背面収納を活用することで、その場から動かずに食器類や食材などを収納できます。さらにコストをかけない方法として床下収納もあります。
間取り・家事動線を決める前によく話し合っておこう!
住宅を建てるときには家族で話し合っておくことが大切です。子ども、仕事、時間の3つは、間取りやインテリアを決める前に話し合っておきましょう。
子どものこと
家族計画について話し合っておきます。子どもの人数が決まっている場合は別ですが、まだ子どもを産もうと考えている場合は、部屋数が増加する可能性があるからです。
仕事のこと
家事を効率的にこなすことだけを考えないようにしましょう。いかに無駄なく行動するか追求することはよいことですが、自宅は生活を送るための場所です。心身ともにリラックスして家族の絆を深める場所なので、寝室やリビングの配置も工夫しましょう。
たとえば、夫婦が共働きでどちらかが日勤で、どちらかが夜勤の生活を送っている場合、リビングと寝室は離したほうがよいでしょう。寝室でゆっくり休めなくなります。また、リビングでテレビや動画などを視聴するときに気を遣うことになります。
時間のこと
現在は共働きの夫婦が増加しています。お互い協力して家事を分担する生活が当たり前のようになりつつあります。そこで、夫婦のタイムスケジュールを把握して、その部分をカバーできるような家事動線にしましょう。
たとえば、夫が洗濯物の取り込みと畳む家事を行う場合、夫の部屋をランドリールームとして活用することで、洗濯物の取り込みと畳む家事がその場でできます。その場所にアイロンを置いておくと、ワイシャツやハンカチのアイロンがけもできます。時短を意識することで家事を後回ししなくなります。共働きでも効率的に行動できるでしょう。
まとめ
住宅の間取りやインテリアを工夫することで、家事動線がスムーズになります。この際、照明やコンセントの配置なども重要です。毎日こまめに使用するものなので、面倒に感じることがないように工夫しましょう。間取りやインテリアの参考にするために、モデルハウスの見学を予約する方法も有効です。イメージアップを図れるだけではなく、新たな気づきを得られるでしょう。そして、どのような暮らしを実現したいのかスタッフと話し合うことで見えてくるものがあります。